2020/01/09
岡山の衣服の企画会社イワサキケイコキカクの岩崎恵子さんが続けている
「シゴトとセイカツとワタシ」というイベントで、
「35歳からのハローワーク」についてお話させていただくことになりました。
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岩崎さんは、SAGYOという野良着ブランドや
みんふというパジャマブランドを運営されています。
日本のもの作りや、生産者さんたちの技術を
次世代に継承することを考えながら、事業化するという
ものすごく難しいミッションを、軽やかに、そして好奇心旺盛に
やられている姿に、いつも刺激をいただいています。
「35歳からのハローワーク」は、2017年からひっそりと
『仕事文脈』という雑誌で続けている連載です。
35歳以上で独立開業転職など、仕事を変えた人に話を聞くというもので、
今まで日本語教師、古本屋さん、福祉施設職員、
島に移住して仕事をつくり出した人、飲食業と、
いろんな方のお話を伺ってきました。
わたしは、2015年から17年にカナダに住んでいたのですが、
そのときに高校、大学、就職とライフコースが一本道ではなく、
働いてから大学に行ったり、
途中で大幅なジョブチェンジをしたりという生き方をしている人が多くて、
それに刺激を受けました。
わたし自身も帰国後、35歳で日本語教師をやってみたいと思い、
学校に通って資格を取って、フリーでライターと編集者をしながら日本語教師を始めました。
日本だと、35歳以上の求人はぐっと減ることが多いです。また、35歳以上の転職はかなりリスクがあると言われています。
しかし周りを見渡してみると、35歳以上で大きく生活を変えた人がたくさんいることに気づきました。
わたしはカナダでの経験を通じて、
新しく日本語教師をやってみようと思えました。
そこで、今度はわたしがいろんな人の経験をシェアすることで、
迷っている人や何かしたいと思っている人の、
生き方のヒントを提案するお手伝いができればと思いました。
なるべくこの連載では、ふだんメディアに登場しない市井の人の言葉を、
出来る限り編集しないでそのまま届けることを心がけています。
インタビューを受けるのが初めてという方は、
堰を切ったようにお話しされます。
仕事というのはその人の生き方に密接に関わっているものなんだなと、
インタビューするたび身が引き締まる思いになります。
このテーマでのイベントは初めてです。
わたし自身の経験も踏まえながら、
みなさんとこれからの働き方や仕事観について、
お話しできたらうれしいです