2020/01/31
最近雑誌作ってみたいなって気持ちが出てきた。
わたしは日本語学校と受注仕事の編集やライターの仕事をライスワークとしてやってて、一方で作家的な書き物や一から本を企画編集するのを、ライフワークとしてやっている。
前は後者をもっと増やして、それで食べていきたいなって思ってたんだけど、
そんなにいい企画もいい文章もぽんぽん作れない。
あと、家のこととか学校のこととかやんないとダメだし、
あんまり体力がないから、自分のペースでやってくのがいいなって思ってる。
でも、いろんなことに興味があって、取材してみたい人も場所もたくさんある。
いっぱい記事書いてる人や連載もってる人みたらいいな〜って思っちゃう。
今のペースが合ってるってわかってるのに、
どっかでいいな〜って時々思ってしまう。
このジレンマ、どうにかなんないかなって思ってた。
話は変わるけど、最近金井悟さんて編集者の方が作った
『つくづく』ってZINEがすごいよかった。
何の雑誌って一言で言いにくくて、
正直よくわかんないページも多いんだけど、
好きなことを好きなふうにやっているところがいい。
自分の好きなものとか、目指してるものとか、
憧れてたものを詰め込んだんだなって感じがすごい伝わってくる。
金井さんのそういう気持ちが、その雑誌のたたずまいから出てて、
そこがすごくいい。
雑誌って編集長のもので、編集長ってこんな人とか、
編集長のこんなことやりたいって気持ちが伝わってくるのは、
いい雑誌だなって思う。
そういえば何年か前にお会いした『スペクテイター』の青野利光さんは、
最初は自分で『バーフアウト』っていう音楽雑誌を作ってたって言ってたし、
同誌の赤田祐一さんも、退職金で『クイックジャパン』作ったって言ってた。
自分で雑誌を立ち上げたって言ってた。
フリーになる前、なぜか会社でうまくいかなくて、
転々としていた時期があって、なんで自分はうまく行かないんだろうって、
いつも悩んでいた。
そのあと離婚したときに、就職や結婚がうまくいかなかったのは、
「どっかに自分がフィットする場所があって、そこに行ったら自分が受け入れられてうまく行くんだ」っていうふうに思っていたのが原因だって気づいた。
自分の基準じゃなくて、他人の基準、他人の軸で動いていたから、
いつも振り回されてうまくいかないんだって。
自分に合う理想の誰かや理想の場所があって、それを探すんじゃない。
今いる場所を自分の場所にしなきゃだめなんだ、
居場所は自分で獲得しないといけないんだって思った。
それと一緒で、自分の書きたいこと、伝えたいことやるには、
人から降ってくるの待ってるだけじゃだめだし、
既存の場所になかったら、大先輩がやってきたみたいに、
自分で作らないとダメだって気づいた。
人の仕事見ていいな〜って思ってるヒマあったら、
自分の文章載せれるような場所自分で作んないと。
やってみたいのは、『暮しの手帖』、昔の『ku:nel』ほどしゅっとしてなくて、『スペクテイター』ほど趣味よりじゃなくて、『マーマーマガジン』ほどスピってないライフスタイルマガジン。
誰か読む人いるのかな?
もうちょっとコンセプト練ってみよう。